足部・足関節のファンクショナルテーピング(実技5 動画)

生 年 月 日 昭和51年8月7日生
開業年月日 平成19年11月20日
開 業 場 所 函館市古川町13-7
卒業年月日 平成14年3月卒
出 身 校 北海道柔道整復専門学校

小野 秀幸
(函館ブロック)

<<はじめに>>

ファンクショナルテーピングとは

  • 関節運動の制限
  • 受傷部位の圧迫
  • 筋、腱、靭帯等の保護、補強をねらいとし
  • 患部の治癒促進、・外傷、再発の予防
  • 運動器の機能不全に対する補助
  • 競技パフォーマンスの向上を目的とし、最小限の関節制限によって最大限の効果を得ようとするテーピングである。

<<目 的>>

従来のテーピング方法では、損傷部位のほか正常な関節・筋・靭帯までも固定していたが、日常生活動作やスポーツの現場ではその結果、正常な関節運動の妨げとなり、固定による動作時の疼痛や不快感、パフォーマンスの低下につながっていると考えられる。そのことより、損傷部位や脆弱部位に対する不必要なストレスをできる限り除去しつつ固定し、必要な関節運動は可能な限り制限しないように、テーピングを施すこととした。

<<方 法>>

足部のアライメントを徒手にて把握する。

  • 足部、足関節の動揺性
  • 損傷部位の程度
  • 関連筋、補助筋の状態など

各種足部の動的なテストにて、疼痛部位や脆弱部を把握する。

 

上記を踏まえテーピングを施す。

 

〈主な使用テーピン〉
伸縮テーピング(ハードタイプ)50㎜、75㎜

 

テープを貼付する際は筋・腱に必要以上に圧迫を加えないようにし、的確な徒手操作により制限しすぎないように注意する。
また部位における運動に対する生体の構造と、関節機能の関係を十分に考慮することが重要である。

<<まとめ>>

関節、筋、腱の制動をできる限り除去することにより、従来の固定より運動でのパフォーマンスの向上、通常動作での過剰な固定による不快感を軽減させることができた。

アンケート
参加者
  • *素晴らしいやり方だと思います。(北見ブロック K会員)
  • *各種足部の動的テストが解りやすい。
    最小限の関節制によるテーピングで効果を上げるのが大切。((日胆ブロック H会員)
  • *経済的で良いと思います。スクリーンも見やすかったです。(札幌ブロック K会員)
  • *とても興味深く良く見たかったが、カメラの光調整がされていなくスクリーンで見られなかった。(旭川ブロック I会員)
  • *少ないテーピングで良く工夫していると思います。可動域のテストも勉強になりました。(旭川ブロック N会員)
  • *テストがたくさんあってアプローチの仕方が大変勉強になります。ファンクショナルテープの使い方がすばらしい。
    良く勉強されてますね。(旭川ブロック S会員)
  • *後の方の場所だったが部屋を明るくしてくれたので見やすかった。(名寄ブロック K会員)
  • *大変勉強になりました。もう少し近くで良く見たかったです。(小樽ブロック S会員)
  • *関節の可動範囲テストが勉強になりました。見えずらい所は後でDVDで際勉強させていただきます。(日胆ブロック H会員)
  • *出来れば上から(天井)からの映像が見れるとうれしいです。(釧路ブロック T会員)
質疑応答
参加者 伸縮テープのハードタイプを使用されましたが、色々なメーカーで種類がありますが素材的な物で代用もしくは違いはありますか?(北見ブロック O会員)
術 者 色々試しましたが、ニトリートのEBテープが固定力を含め成績が良かった。
キネシオタイブは伸縮率が良すぎるため固定には難があると思います。
ホワイトテープだけですと逆に固定が強すぎて、運動時や関節の可動時に余計な圧迫が加わって疼痛などの不快感が出ます。
座 長 テストを始めるきっかけと言うか、どういう発想から始めましたか?
術 者 足部のアライメントの問題から色々と勉強しました。
その際に可動域を見ることと他に障害があると足関節捻挫を起こしやすいと言うことで、足部の状態を把握してからテーピングすると効果が上るということで始めました。