大森勲先生、日本理学療法学会で柔整の研究事業を発表

 第61回日本理学療法学会が、5月10日(金)から13日(日)の3日間にわたって、かでる2.7(北海道立道民活動センター)で開催されました。

 本学会の最終日に、大森勲先生(当会保険部介護保険担当)が「維持期のリハビリテーションと介護予防対応機関としての可能性」と題し特別発表しました。

 今年1月から行った柔整リハビリ研究事業結果を踏まえて、道内401箇所の機能訓練認定柔整師の施術所から集まった2千弱の症例を基に、多くの対象者が来院しやすい環境がすでに整っていることを報告し、マスコミからも注目を集めたことで、結果的に行政・社会に認知していただくことができたと説明しました。

 会場からは、山形支部の協会会員から質問があり、今回の結果がとても参考になったとの意見も出ていました。

 本学会では、「医療と介護の接点 – リハビリテーションの役割 – 」をテーマに全国から32席の全国病院理学療法協会会員による発表があり、12日(土)には、当会附属学校生理学講師でもある、前札幌医科大学医学部長・現札幌医科大学附属総合情報センター所長の當瀬規嗣先生も特別講演されました。

 今回の特別発表は、老人の豊かな日常生活の環境づくりに一石を投じた我々の柔道整復術が、新たな介護の方向性を示せたのではないかと感じました。