短拇指伸筋腱・長拇指外転筋腱のテーピング(動画)

生 年 月 日 昭和46年2月8日生
開業年月日 平成17年3月1日
開 業 場 所 夕張郡栗山町松風91-21
卒業年月日 平成11年3月卒
出 身 校 北海道柔道整復専門学校
 
油谷 秀樹
(岩見沢ブロック)

<<目 的>>

 短拇指伸筋腱・長拇指外転筋腱の炎症はドケルバン病とも言われ、中年の女性に多く見られる拇指の背屈・外転によって強い痛みを生じる疾患です。物を掴んだり、握ったりすると増強する疼痛を軽減させるため、伸縮テーピングと綿花を使い固定する方法を紹介いたします。

<<方 法>>

 5㎝の伸縮テーピングの上に4×4㎝のカットメンを2本丸めて、短拇指伸筋腱・長拇指外転筋腱を圧迫します。次に2.5㎝の伸縮テーピング2本で拇指の屈曲を制限します。最後に5㎝の伸縮テーピングを2本使い短拇指伸筋腱・長拇指外転筋腱を圧迫・固定します。

<<結 果>>

 電療後、41名の患者にテーピングをした結果13名の疼痛が消失し、27名の疼痛が軽減し、1名は疼痛の変化が無いと言う結果でした。注意点として血流障害とかぶれ防止の為に就寝時はテーピングを外す事と、疼痛は消失または軽減しますが炎症自体が良くなる訳では無い為テーピングを外すと疼痛が出現または増強します。そのため患部の根本的な治療が必要である事です。