2-4 予防介護・機能訓練に行って

生 年 月 日 昭和32年5月2日生
開業年月日 昭和62年6月
開 業 場 所 士別市西2条9丁目
卒業年月日 昭和53年3月卒
出 身 校 仙台赤門針灸柔道整復学校

川原  潤
(名寄ブロック)

<<はじめに>>

約3年前に知人の依頼で個人経営している介護付き有料老人ホームに週1回2時間行って予防介護、機能訓練をしています。講習やテキストを参考に自分なりに行っている事を紹介し色々な意見をいただきたいとおもいます。
 
そこには、自立、要介護1から要介護5までの入居者が13人います。まず始めに

(プロフィールを見る)

名前、年齢の他介護状態、病歴、家族の要望等を確認する。

(個々のカウンセリング)

問診をしたり動きを見たり関節の動き握力等を診る。

(看護師、介護師の話を聞く)

入居者がどんな状態か、どのようにしていくか話あう。

(機能訓練プログラムを作る)

全体体操のプログラムと個別プログラムを作る。

実践する。

1.上肢の体操

実践では椅子に座り私が前で行います。上肢の運動を約15分します。
首の運動は8種類5回ずつ、次に腕、肩を6種類5回、指の運動を4種類10回して5分の休憩にします。その時に気をつける事は、できない人には介護師さんに補助してもらう事と深呼吸をこまめに行う事です。

2.タオルを使った体操

次にタオルを使った体操をします。一人ずつ大きな掛け声をかけて5回ずつ13人いるので13種類行います。できない人は介護師さんに補助してもらいます。約10分行います。

3.休憩

ここでは水分と軽食をゆっくりとります。そのとき入居者との会話を大事にしています。役10分休憩をとります。

4.下肢の体操

ここでも椅子に座り足首2種類5回、膝を2種類5回次に腰を中心に5種類5回行います。これで全体体操は終わります。次に2組に分かれます。
1組目は自立から要介護1までの8名と2組目は車椅子の5名に分かれます。

5.筋トレとボール遊び

筋トレはまず椅子に座り足の交差を20回行い次に立って椅子に手をかけてスクワット20回、踵上げ20回、腕立て20回行います。
そのときは無理をしないことです。ここでも介護師さんが補助にはいってもらいます。ボール遊びは車椅子の5名でビーチボールで介護師さんが入って行います。これが約10分です。これで全体での機能訓練は終わりです。

6.個別訓練指導

これは車椅子の人を中心に各関節の可動域の確保を目的に行います。
このとき軽い付加をかけてやるといいと思います。これで終わりとなります。

<<まとめ>>

私の行っている所はまず道具を買う予算がないので今ある物を使いどのようにするかから始まりました。
そして入居者の平均年齢が90歳です。それを念頭に入れて、まず注意する事は無理はさせない事、その日の体調を知る事、水分をこまめに摂る事、正しい深呼吸をする事、厭きさせない事、その為には3ヶ月に1つ新しものを加える事、看護師、介護師さんと話をし連携を良くする事、以上が私が行っている予防介護機能訓練です。