旭川医科大学解剖学実習見学

日  時 平成27年10月29日(木)午後2時~

場  所 旭川医科大学

出  席 会員21名 研修員1名

 旭川医科大学解剖室において松野丈夫旭川医科大学理事副学長、並びに旭川医科大学医学部医学科解剖学講座機能形態学分野教授 吉田成孝先生のご高配と大学のご配慮により、今年で2回目となる解剖実習見学が行われました。

 当日22名の会員が集まり控え室にて持参した白衣とサンダルに着替え高成宏士副会長の説明を受け、となりの解剖室に向かいました。すでに学生の実習は始められており、脊髄と手指部の解剖観察が行われていました。

 私たちも解剖の邪魔にならぬよう観察させていたき、時には学生から丁寧な説明を受け改めて勉強をさせていただきました。手指部では正中神経や橈骨動脈、尺側動脈からの動脈弓を確認することができました。脊髄では硬膜から取り出し前根と後根、白質と灰白質、腰膨大と馬尾を観察でき想像よりも細く感じました。

1時間半ほどで見学は終了となりました。今まで解剖学の本では平面的に捉え日常業務では表面から見ていましたが筋、靭帯、神経の正確な位置が確認できました。実際に触れた後でもう一度解剖学の本を開くとしっかりしたイメージで自分のものにできると思います。この解剖学実習見学が今後もつづき我々の学術の向上につながっていくことを願います。

 最後に松野丈夫理事副学長及び吉田成孝教授、大学諸先生、献体に応じた故人とそのご遺族に感謝申し上げます。

2015102901