ブロック学術講演会
日 時 平成27年9月5日(土)午後5時~
場 所 ホワイトパークサンシャイン
演題 「運動と転倒予防について」
講 師 医療法人社団 清尚会 三上外科整形外科理事長・院長
三上尚人 先生
講演は、「加齢による身体機能の変化、転倒の原因、転倒したら、予防」の4項目をパワーポイントを使い大変わかりやすく説明いただきました。
「加齢による身体機能の変化」として、筋力の低下、バランスの変化、心・血管系の変化、視覚低下、反応速度の低下と高齢者の一般的な歩行を説明され、次に「転倒の原因」として、内的要因と外的要因、特に5つの要因と転倒しやすい人の特徴について説明されました。
「転倒したら」では、骨折の種類、、頭部外傷、転倒の悪循環(転倒後症候群)、転倒の恐怖により外出する方としない方の比較について述べられ、最後に予防として、転ばない身体と環境(住まい)については説明され、転ばないからだとしては、食事と運動、転ばない歩き方と注意点について説明されましたが、バランスの良い食事では、ビタミンDについて、タンパク質とクエン酸摂取が効果的であると教えていただきました。
運動は高齢者でも筋力をつける効果があり、それを認識する必要があり、運動を継続するためのコツと運動の方法、転びにくい歩き方を教えていただきました。
住まいについてとしては、受傷しやすい場所と住宅内の改善のポイントを話され質疑応答で終了となりました。
我々の日常業務に役立つ情報を教えて頂き大変有意義な一日となりました。