おたる「雪あかりの路」
例年になく、降雪が少なく札幌雪まつりの開催に向けてわざわざ山から大量の雪を大通り公園まで運ぶトラックが真夜中に走る光景が印象的な今年の冬。
今年も開催17年目を迎える小樽の冬の一大イベント雪あかりの路の季節がやってまいりました。 天候にも恵まれ多くの国内外からの観光客の方や地元周辺から沢山の方においでいただきました。
やはり目に付くのは、漢語を使う方々。すれ違うまでの見た目は、地元の方かと思いきや言葉が全く違います。 おそらく中国が台湾の方なのでしょう。大きなキャリーケースを引きずりながら携帯カメラと自撮り棒を片手に数名で走る走る!そんなに走ったら転んじゃうよと思っていた途端すってんこ!
ほーら言わんこっちゃない!
(実際は、思っただけで言葉は出してはいないが・・・)
写真取材初日の気温は、運河周辺で-7℃さすがに歩いてうろうろ自慢の
一眼レフカメラに画像を収めるにはいささか寒い寒い!
早々に心が折れて熱燗の飲める大衆居酒屋に即座に退散!
写真取材2回目のこの日もまた、多くの人々とすれ違いました。
しかし、開催者側の意図するところは、規模や人数ではなく、激動の時代に、訪れた人が「ほっ」とできる空間だったり、ローソクの灯かりにさまざまな思いを馳せ、煩雑な日常から少しだけ離れスピリチュアルな部分を感じさせるイベントであり続けたいと言います。
また、年を追うごとに、来訪者の国際化も目立ち、実際筆者が雪あかりの通りを歩いていると英語、ロシア語、中国語、韓国語、そして当然日本語と国際色豊かな会話が聞こえてきます。
今年はもう「雪あかりの路」の開催は終わってしまいましたが、来年是非とも小樽まで足を運んでいただき、小さなローソクの灯かりに、地元小樽の思いを込めたイベントを体感していただければ幸いと存じます。
そして、この小樽の「雪あかりの路」というイベントが衰退することなく、少しでも、公益社団法人北海道柔道整復師会小樽ブロックとして地元と協力し、永年に発展し続けることを、小樽の一市民として願わずにはいられません。
(写真取材 澁谷 知潤)