会合主旨 小樽ブロック 春の学術講演会
(公開講座)
日 時 平成26年6月7日(土)
午後4時30分~
場 所 北海道新聞小樽支社3階ホール
出席者 会 員 38名
鍼灸師会 8名
―前 半―
- 会員発表 川口善也 会員「変形性股関節症患者に発生した外傷性脱臼の治療例」前半では今年の日整北海道学会にブロック代表で発表することになった川口会員に本番での度胸だめしを兼ねて論文を聞かせてもらい、また症例が珍しいとのことで急きょ整復操作などについての実技も合わせて発表してもららった。
- 介護予防フォローアップ講習 塩見 猛 会員塩見会員によるフォローアップ講習では、今の北海道での現状を中心に各自治体との交渉の難しさなど、いくつもハードルはあるが本部でも色々と働きかけはしているとのことなどで、とにかく粘り強くやっていくしかないとのことでした。
―後 半―
医師による学術講演
演 題 「上肢のスポーツ障害の診断と治療」
講 師 北海道済生会小樽病院副院長 和田卓郎先生
後半は前年度まで札幌医科大学整形外科学講座准教授並びに道民医療推進学講座特任教授としてご活躍
され、今年度より北海道済生会小樽病院副院長にご就任された和田卓郎先生を講師にお迎えして開催いたしました。
先生は整形外科全般、特に上肢の疾患とスポーツ障害、肘関節、手の外科においては全国的にも大変著明で
道内はもとより、東京へも定期的に出張され、診察をされております。
開会に先立ち、小川ブロック会長、柿原ブロック学術部長のあいさつの後、講演会がはじまりました。
今回は臨床で良く見かけられる肘、手の外傷、障害について、各疾患の解剖学特徴と診察のポイント、
リハビリテーションの方法、保存療法の限界から手術に至るまで、多くの図や画像、動画を用いて、大変分かりやすく解説して下さり、また会員からの質問にも丁寧に御解答いただき、我々の明日からの業務にも大いに役に立つ内容でした。
また、先生は小樽地区での少年野球活動における肘の障害についてデータを取りたいとのご希望があり、我々にもぜひ協力して欲しいとのことでしたので、これから長く付き合いをさせていただく先生なので会員の先生方も心当たりがございましたら、ご協力のほど宜しくお願いいたします。
最後に、川口ブロック学術副部長の謝辞をもって閉会となりました。
(取材 川口 善也)