平成23年8月4日(土)、8月5日(日)の2日間、子供の健全育成活動に取り組む室蘭のNPO法人「夢工房とむそーやくらぶ」(神島整形外科院長・理事長 神島博之会長)の第9回活動支援として、室蘭岳山麓ダンパラ高原で野外キャンプと登別市仲登別の「とむそーや村」で野外活動や建設体験事業のお手伝いとして今年も参加しました。ブロックとして8年連続、SSH活動としては7回目の参加となります。
室蘭・登別市近隣の小学生約50名が参加しましたが、初日は小雨と強風で、気温も10度あるのかと言うくらい寒く、吐く息が白く小学低学年が多かったので大変でした。初日は、3名の会員が担当し、他に4名の会員がお手伝いで参加しました。
悪天候の中、参加者全員で協力しながらテント張りを行い、高原の休憩所に移動して、恒例となった飯盒でのご飯炊きやカレーライス作りをおこないました。
恒例のカレーライスコンテストでは、審査員5名全員がブロック会員から選出されましたが、今年も全班が同じ材料で作製したため審査するのに苦労しました。
参加者全員で「ごはんの歌」を歌い、力作のカレーをおいしくいただきました。
夕食後は班ごとに勉強会を行い、その後、市内の葬儀屋さんの協力による恒例の『お札を貼った幌付きトラック』で移動しての肝試し大会が始まりました。今回はカッパがお休みで代わりにゾンビが出現し、例年より泣いてしまう子が多くいました。その後キャンプファイヤーで肝試しの余韻を楽しむ予定でしたが、寒さと強風のため火のまわりに来る子はほとんどなく、
そのまま休息所へと戻り歯磨きをしてから各自テントへ戻り各班ごとにその日の出来事に花を咲かせました。
翌日は午前8時に登別市の「とむそーや村」に集合し、雨の予報だったため、センターハウスから休憩所、水場まで天幕を張る予定でしたが、当日の朝になってから予報が変わり、曇り天気ではありましたが温度もやや暑いくらい上がりなんとか終了まで持ちました。
2日目は別の担当会員と交代しましたが、数名は前日から引き続きお手伝いとして参加しました。殆どの会員は毎年のことで手際よく、子供たちが来るまでに流し素麺と足湯の準備を行いました。今年も例年使っていた流し素麺用の台が焚きつけになってしまっていたため、近くから廃材と竹を集め組み直しました。
足湯の方は前日の雨で炊きつけが湿っていて担当者が苦労していましたが、努力の甲斐があってか、あとで熱すぎるくらいで水をたしながらの入浴となりました。
子供たちは班ごとにヒントの書いてある地図と方位磁石をもってオリエンテーリングを兼ねた宝探しを行いました。
今年は森の番人のほかに犬やカッパ、森の神様などに扮装したスタッフらからヒントをもらい、番人の持っている鍵穴と鍵が会えば最終ヒントがもらえます。
今年は趣向を凝らして9枚のパズルをみんなで集め、プレートを合わせると「一期一会」という板が完成します。
「一期一会」と言う漢字が読め、意味も完璧に解っている小学生が何人かいて、大人たちが驚く一面もありました。
今年のオリエンテーションは難しかったのか、最後の組は時間いっぱいまでかかりゴールしていました。
流し素麺では、まるでリスかハムスターのように口いっぱいの素麺でホッペタを大きく膨らませていたり、カキ氷を食べながら足湯に浸かっていたりと歓声を上げながら満喫していたようです。
今年は醤油味のおにぎりがありました。
お迎えのお母さん、お父さんが参加して一緒に流し素麺を食べていて楽しそうでした。
再度、流し素麺やカキ氷に戻ってきて食べる子がいて、例年残ってしまう面がなくなり、お腹一杯になっていたようです。
最後に、班ごとに感想文を書いていましたが、初参加の子は何を書いてよいのかわからず、大人の人や近くの子にアドバイスを求めていたようです。
全員で記念撮影、お見送りをして解散となりましたが、子供たちはみな元気に活動し、良い経験ができたと思います。
来年も積極的にお手伝いに参加し、子供たちの健全育成や地域に貢献していきたいと思います。
初日に室蘭民報社が取材に訪れ、キャンプの様子が新聞に掲載されました。